2014年5月から芸能活動を中止し、妊活宣言をした森三中の大島美幸さん。
当時は、ヤフーニュースでも取り上げられ、ちょっとした話題になっていましたね。
そして、何と2015年6月23日。第1子となる3885グラムの男児を出産しました。
万が一に備えて帝王切開の準備もしていたようですが、通常の自然分娩にての出産でした。ちなみに出産には相棒の森三中のお二人も立ち会ったそうです。
約10か月の妊活を経ての出産には、各方面からも喜びの声が寄せられています。本当におめでとうございます。
実は彼女、08年に一度妊娠(後に流産)していますが、その時に数年間不妊治療をしていた事を、夫である鈴木おさむ氏が著書で記していますので、これが再チャレンジと言いますか、本腰を入れた不妊治療という事になります。
思いが実って本当に良かったですね。
ところで、「不妊治療」というのはどのような事をするのでしょうか?
大島さんだけでなく「不妊治療のために退職しました」などという話しは、一般的にも良く耳にする事です。しかし、多くの方が「不妊治療」からイメージするのは、基礎体温を付けて排卵日に性行をする。あとは1週間に1度ほど病院に通う。というぐらいしかありません。それだったら、退職するほどの事はないのでは?と思われる方がほとんどでしょう。
しかし、実際の「不妊治療」には、大変な苦労と、いつまで続くのか解らない精神的な苦痛が付きまとうものなのです。
一言で「不妊治療」と言っても、「タイミング法」「人工授精」「体外受精」3つの方法に分類されます。タイミング法なら働きながらでも可能な不妊治療かもしれませんが、人工授精や体外受精はとても厳しい現状があります。
簡単に方法を説明すると、人工授精は排卵日に精液を子宮にいれます。ただ排卵日は大凡は予想できますが、確実に排卵日にしなくてはいけませんので
何日おきかに内診をしたり血液検査をしたりすることが義務付けられます。という事は、人工授精をしたい日が、仕事とかちあう可能性だってあるということです。その日には、必ず精子を持参して病院にいかないけませんし、また、なかなか排卵しない方は何日も注射をうったりもしなければいけませんので、仕事との両立は困難を極めます。
しかも大抵の場合、人気の病院には患者さんが集中するきらいがありますから、診察に3時間4時間待ちは当たり前だと思った方が良いです。
一方、体外受精の場合だと。生理3日目から10日連続で注射通い、その合間に内診や血液検査もあります。10日通ったら、排卵を誘発する注射をします。
次いで、採卵を排卵日あたりにします。精子を持参して病院に行き、静脈麻酔をして眠らされて、卵巣に何カ所も針を刺して卵子をとります。そして濃縮させた精子と卵子が受精したら、膀胱をパンパンにした状態(子宮を固定するため)で病院にいき、受精卵を子宮に移植します。そのあとも注射や内診やら生理予定日まで病院に通い判定を待つのです。月の半分以上は病院通いを強いられことになりますね。
金額にして60万円ほどが掛かりますが、これだけしても確率は20%くらいです。しかも、採卵したのに受精卵ができず、また最初からとかもよくある事です。
と言う具合ですから、「不妊治療」の為に芸能活動を中止したという大島美幸さんの行動は良く理解できますし、その苦労も察しあげます。
大島美幸さんの不妊原因
メディア等で明らかになっているところでいうと子宮筋腫の治療から始めたということですから、その辺りが原因かと思われます。子宮筋腫は良性の腫瘍ですから、それ自体が生命を脅かすものではありませんが、妊娠にとっては大きな妨げになる病です。
大島美幸さんの不妊治療内容、方法
子宮筋腫が不妊の最も大きな原因だったとのことですから、まずはセオリー通りタイミング療法から始めたという事です。しかし、タイミング療法では結果がでなかったので、人工授精にチャレンジしていったところめでたく妊娠となった模様です。
人気絶頂期の芸能活動を休止してまで妊活を行った甲斐があって本当に良かったですね。ぜひともこのまま元気な赤ちゃんを出産して幸せな家庭を築いて頂ければと思います。