突然、「多嚢胞性卵巣症候群」と診断されて、戸惑われる方は多いでしょう。
恐らく、生理不順等の症状自体はずっと早くに現れていたと思います。それをあまり気にせずに来た結果の診断でしたら、尚更「もっと早く病院に行っておけば良かった」という感じになるでしょうね。
しかし、客観的に考えてみても、悩み過ぎたからと言って症状が改善されるわけではありません。魔法のようにパッと治すことはできないなら、それを自分の体質だと受け止めることも重要じゃないでしょうか。
必要なのは、痛みをどうするか、子供が欲しいとなった時どうするかという具体的な問題を考えることです。妊娠・出産については、病院の先生に「どのようになりますか?」と質問するのもいいかもしれません。
一つ、タレントの矢沢心さんの例をここでご紹介しておきましょう。
実は、彼女も多嚢胞性卵巣でしたが、現在では不妊治療を経てお母さんになられておられます。
ご主人様は、元K−1王者の魔裟斗さんです。
矢沢心さんと魔裟斗さんは、交際6年を経て2007年に結婚。第1子が誕生したのが2012年ですから、約6年間不妊治療の努力をされてきたことになります。
その間の経緯や心境などは、彼女の著書「ベビ待ちゴコロの支え方―あきらめない妊活、31のコツ」に書かれてありますので、一読されることをおススメします。
彼女の場合、以下の二つの原因が重なって不妊症として悩まれていたようです。
ひとつは、学生時代からのから生理不順があったこと。
二つめは、「多嚢胞性卵巣症候群」で排卵がしにくかったこと。
しかし、彼女は妊娠を諦めませんでした。
人工授精やタイミング法、はたまた体外受精などの不妊治療を経て、2012年に第1子を授かるまでになります。
今では2児の母である矢沢心さん。2人目の妊娠は自然妊娠だったようですね。6年間の不妊を乗り越えた矢沢心さんは、多くの不妊症の方々に希望を与えてくれる存在でもあります。
彼女の様な例は、決して稀なものではありません。
あなたも、今からの治療で、体質が改善される可能性もゼロではないはずです。
同じように、婦人科の悩みを抱えている人は沢山います。
必要以上に不安になったり悩んだりするのはもったいないです。
誰でも、幸せになれる道はきっとあるものなのですよ。